小説家という職業

読書も趣味の一つです。幼いころから本が大好きで暇つぶしに小説(主にファンタシーとSF)を読んだりしています。別に数えてるわけじゃないけど、ざっと計算してみると数百冊くらいになると思います。こんな本の虫の僕は小説を書くのも好きで、何回も小説家になろうとまで思ったことがあります。

一回目は高校の時代、「こんな小説が書けたらすごい!」って突然小説を書きたくなって、しばらく書いていたんですけど、数章(か数ページ)を書いたらなぜか諦めて書かなくなりました。数年前、また浮かんできたアイデアで小説を書きたくなって今回は10章まで書いたけどやがてまた諦めました。

よく考えてみるとどうして小説書きを諦めるかは大体分かります。第一、物語の面白い要素(設定、キャラクタ、など)ひとつだけを考えついてストーリーの残りの部分を設計するのにすごい時間がかかってなかなか最後までやり遂げられません。お話を大体決めたら、下書きをして自分で読み直したり友達に読んで感想をきかせてもらったりしてから一部(か全部)を編集してまた自分で読み直して。。という繰り返しをしなければいけません。そのプロセスは長いだけではなくつまらないというか正直言ってめんどくさいです。

後、小説を書くだけで食べていけるってかなり経済的に難しいと思います。

趣味としてはいいのですが、本業となると他の仕事も全部やめて、小説書きに没頭するということになります。しかし、小説を完成させるって普通数ヶ月間から数年間くらいかかります。もちろん、書き終わるまでお金をいっさいもらえないし、書き終わったら出版社かエイジェントを見つけないと売れるチャンスがとても少ないです。自己出版(自分で出版すること)という選択肢もあるがそれだとなおさら儲かるチャンスが少ないです。

万が一1、2年間で書いた小説が仮に大ヒットになって世界中で売れるようになったら、一生働かなくても食べていけるくらいのお金は手に入るかもしれないが、それは宝くじにあたる確率で、チャンスが限りなく0に近いです。

この話題、まだまだ話したいことがありますが、今日はこの辺で止めときます。