経済のヒント:物の価値は消費者次第 

年を取るにつれものに対する考え方が少しずつ変わっていくものです。この記事では、僕のそういう変化の話をします。

あらゆる商品には品質というのがあって、値段もそれに伴うと思わがちです。例えば、安っぽくて長持ちしなさそうな車には普通、安い値段がついていますよね。高価な車には逆に高級感があって質の高い部品で出来てるイメージがあります。だからと言って、高い車を衝動買いで買っちゃった金持ちの人にとっては、その車の価値がどれくらいあると思います?

 もう一つ例をあげましょう。$100000(約1千万円)もする、超豪華なスタインウェイのグランドピアノがあるとします。もしピアノを習い始めたばかりの素人がそれを買ったら、その人にとってどれだけの価値があると思いますか?買う人が世界トップのピアニストだけど、もっといいピアノを既に持ってる場合は?

 要するに、物の本当の価値とは、値段と関係なく、購入する人(消費者)の余った時間、能力、そして大事に使いたい気持ちによるものという訳です。がむしゃらに働いてお金持ちになった人が一気に欲しいものを全部買っちゃっても、それぞれの価値がその分下がっちゃいます。大金持ちであろうと貧乏であろうと、一日に24時間しかありません。

買いたいものがあるからお金を闇雲に追求するばかりではなく、元がとれるようにお金を効率よく使う力を育みましょう。

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