外国語学習の難点

僕は日本語を勉強してる上で、日本語の他にも外国語を学習するプロセスもよく考えたりします。この辺の考えや発見は、外国語を勉強してる読者さんのお役に立てればと思いますので時々話題に取り上げます。

外国語を身につけるには単語、文法、発音、文字など学ばないと行けないことがたくさんあります。その言語を母国語とする国の文化の風習や言い伝えなどを学ぶこともとても大事だと思います。しかし、マスターしないとバイリンガル(またはトライリンガル)になれない要素がもう一つあります。

それは何かと言いますと、喋る時にフレーズとフレーズをうまく繋げることです。例えば、言いたいことが三つあるとします。

「映画が好き」

「ホーラーは嫌い」

「原作のある映画が一番すき」

それぞれのフレーズをただそのまま言ってしまえば「映画が好き。ホーラーは嫌い。原作のある映画が一番すき」という、とても不自然で機械的な文章になってしまいますよね。

 

もうちょっと上手に繋げてみますと

「ホーラー以外な映画は好きだけど、原作のある映画が一番すき」

という具合になります。この簡単な例だけでも組み合わせがいくつかあります。

 

ネイティブスピーカーだったら一瞬だけ考えてからとにかく喋りだして、言葉を喋りながら次になんて言えばいいかを同時に考える能力があります。僕なんかは日本語で何か言おうとしたらフレーズとフレーズの間によく引っかかったりして「ええと〜」「あの〜」となっちゃうことがよくあります。それを防ぐために、喋りだす前に内容をぜんぶ頭の中でまとめて決めることは出来ますが、考えてる間に「どうしたの?黙ってて」と聞かれて恥ずかしい思いをすることが多々あります。

 

こういう「考えをまとめる力」はいくら教科書や練習本を読んでも磨けないんです。実際たくさん喋る方法意外に何もありません。 ただ、生まれつきの言語的能力によってこの辺の上達のスピードが異なりますので自分のペースでいいんです。

 

せっかく上達できるチャンスがあったのに「僕はもう駄目だ」と決めつけたら会話力がそこで止まってしまうので、外国語学習を諦めずに地道に頑張りましょう。